ジャラハニーの栄養効果
ここではオーストラリアのはちみつ「ジャラハニー」の栄養効果について述べています。
「ジャラハニー」はユーカリの一種で、オーストラリア南西部だけに自生するジャラという特殊な木の花から採れるはちみつのことです。
このジャラハニーに期待出来る栄養効果は、以下の通りです。
- ピロリ菌、ガンジタ菌、黄色状ブドウ球菌の抑制に効果的だとされる
- 塗ることで傷の治癒を早める・皮膚の炎症を抑える
- 腸内環境を改善する効果(整腸作用のある酪酸菌が含まれている)
- 老化を防ぐアンチエイジング・美肌効果(抗酸化物質が豊富)
- 糖尿病・生活習慣病予防(他の蜂蜜よりも血糖値を上げにくい・低GI)
ジャラの花の開花時期はたったの2年に1回です。それも冬であるため、ジャラの花を蜜源とし、他の蜜源から影響を受けないジャラハニーは大変貴重なものなのだといわれています。
ジャラハニーの色が琥珀色に近いのは、酵素やビーポーレン(蜂花粉)、プロポリス、蜜ろうなどが多く含まれているからだといいます。
また、他のハチミツとジャラハニーの違いは、何といっても強い殺菌作用にあります。
活性ジャラハニーの天然の抗菌力は「トータル・アクティビティー(TA)」という単位で表されます。
マヌカハニーにもそのような数値がありますが、活性ジャラハニーのトータル・アクティビティーとは、消毒液として使用されるフェノール液と比較して、どのくらい抗菌力があるかをパーセンテージで表示した数値のことです。
そのため、オーストラリアのオーガニック基準では活性ジャラハニーは非加熱であることが原則です。
ジャラハニーは殺菌効果・抗菌作用が強い
完全無農薬の「アクティブ(活性)・ジャラハニー」という名称でよく販売されていますが、ラベルに表示されているトータル・アクティビティーが「TA10+」、「TA20+」、「TA30+」と高くなるにつれて、殺菌・抗菌作用の力も上がっていきます。
その強い殺菌作用は、切り傷などの患部に直接塗ることで治りを早めると言われています。
また、お湯に溶かして飲めば、喉の痛みやせきをやわらげる効果や、口内炎などの炎症も抑える消炎作用もあるそうです。また、ピロリ菌、ガンジタ菌、黄色状ブドウ球菌などの抑制にも効果を発揮するとされています。
ジャラハニーには抗酸化作用や腸内環境を改善する効果も期待できる
さらに、はちみつにはブドウ糖と果糖以外にもオリゴ糖やグルコン酸が含まれているため、善玉菌を増やして腸内の環境を整え、便秘や下痢を予防する効果もあるとされています。
その点において、特にジャラハニーには、腸内細菌のバランスを整えるために有効な「酪酸菌」も多く含まれているといわれています。
それに加えて、ジャラハニーは砂糖や一般的な蜂蜜に比べて、血糖値の上昇がゆるやかだとされていますので、糖質制限中に舐めるハチミツとしてもオススメすることができます。
そのほか、ジャラハニーは、万病の原因になったり、細胞の老化を促したりする「活性酸素」を除去する抗酸化作用も強いといいますので、アクティブ・ジャラハニーには高い免疫力効果やアンチエイジング効果あると言えそうです。
アクティブジャラハニーの味は黒糖やメープルシロップ、ナッツのようなコクのある深い味わいで、ひとさじ舐めてみると、それほどクセがない特有の甘みが口のなかにやさしくひろがります。
また、もうひとつのオーストラリアの蜂蜜である「マリーハニー」も、効果効能に関しては、ジャラハニーとほぼ同じだといいます。