マヌカハニーの殺菌効果・抗菌作用
ここではマヌカハニーの殺菌効果・抗菌作用について述べています。
純粋はちみつには過酸化水素という殺菌成分が含まれており、体内の悪玉菌や外傷、喉の殺菌などに有効と考えられていますが、マヌカハニーにはもう一つの「メチルグリオキサール(MGO)」という殺菌成分が多く含まれています。
このマヌカハニーの殺菌成分「メチルグリオキサール(MGO)」を明らかにしたのは、ニュージーランド国立ワイカト大学のピーター・モラン教授やドイツのドレスデン大学のトーマス・ヘレン教授らです。
メチルグリオキサールはハチミツの過酸化水素と比べ、体内の酵素でも分解されず、希釈されていない状況でも殺菌力を発揮し、熱や光にも強いなど、アクティブな殺菌作用を持つということが、ニュージーランド国立ワイカト大学の研究発表で示されているそうです。
マヌカハニーが収穫される地域や純度によりメチルグリオキサールの含有量は異なり、その含有量が増えれば増えるほど、殺菌作用や抗菌作用に力を発揮するといいます。
しかもマヌカハニーは、メチルグリオキサールと普通のハチミツの過酸化水素の両方が含まれている唯一のハチミツということなので、一般的な蜂蜜と比べて、高い殺菌効果が期待できそうです。
マヌカハニーのUMFとMGOの違い
ちなみに、マヌカハニーの抗菌活性力を示すための指標は「MGO」の他に「UMF」というものがあります。
では、この「UMF」と「MGO」の違いとは何でしょうか?
「UMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)」とは、簡単に言えば、マヌカハニーの抗菌効果や抗菌成分濃度を代表的な殺菌溶液である「フェノール溶液」の濃度と比較して数値化したものです。
一方、「MGO」は1kgのマヌカハニーに何mgのメチルグリオキサールが含まれるか、という含有量を基準にしています。
*医療用として推奨されるのは、UMFが「10」以上のマヌカハニーであると一般的にいわれています。
マヌカハニーのUMFとMGOの比較
- UMF10 = MGO100
- UMF15 = MGO250
- UMF20 = MGO400