はちみつブルーベリー
ここでは簡単はちみつレシピとして「ハチミツブルーベリー」を紹介しています。
純粋はちみつには、糖質やビタミン、ミネラル、アミノ酸など身体の細胞にとって必要な栄養素がバランスよく含まれていますが、ブルーベリーにも、ビタミン、ミネラル、ポリフェノール、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています。
業務用スーパーや一部のコンビニエンスストアなどで売っている冷凍のブルーベリーを、お湯で溶かしたり、生のブルーベリーを水に浸けたりすると、ブルーベリーの色素が水やお湯に溶け込みます。
そのあと、常温や少し冷えたブルーベリーに純粋はちみつをかけるだけで、手軽で簡単「ハチミツブルーベリー」ができあがります。
このハチミツブルーベリーは、ほとんど手間いらずで出来るのですが、はちみつの甘みとブルーベリーの酸味が非常に良くマッチして美味しいです。
また、はちみつとブルーベリーはどちらも栄養価が高いため、ちょっとしたヘルシーなおやつやデザートとしても最適です。
ちなみにはちみつは熱に弱いため、もし冷凍ブルーベリーを熱湯で溶かす際は、はちみつにブルーベリーを溶かすための熱湯を直接かけないようにしてください。
ブルーベリーに含まれる「アントシアニン」
ところで、ブルーベリーの皮には、紫色の色素である「アントシアニン」が豊富に含まれています。
このアントシアニンはポリフェノールの一種です。ポリフェノールには長い時間太陽光の紫外線に当てられている植物の実を守る役割があります。紫外線によって生じた活性酸素が細胞を傷つけるのを防いでくれています。
そのため、アントシアニンをはじめとするポリフェノールには活性酸素による細胞の酸化や老化を防ぐ抗酸化作用やアンチエイジング効果があると言われています。
またアントシアニンは目の健康を守るためのサプリメントなどに幅広く利用されています。
ではなぜ、アントシアニンが視力の低下や眼精疲労に効果があるのかといえば、その理由は目の網膜にある「ロドプシン」というタンパク質のはたらきを、アントシアニンが助けているからです。
ロドプシンは光の情報を受け取ると分解し、電気信号として脳に伝えるという大切な役割があり、それにより、わたしたちはものが「見える」ようになるのです。
しかし長時間目を使い続けて酷使すると、このロドプシンの再合成が遅れてしまうことがあります。そのことが目をショボつかせたりぼやけさせたりする原因と関わりがあると言われています。
アントシアニンには、このロドプシンの再合成を促すはたらきがあることが分かっているため、視覚機能を改善する効果があるとされています。また、白内障や緑内障の予防にも効果があることが報告されています。
そのほか、アントシアニンには花粉症を予防する効果があると言われています。
くしゃみや鼻水、目のかゆみといった花粉症の症状は、体内に入ってきた花粉を有害なものと見なして排除しようした時に放出される「ヒスタミン」が原因だとされていますが、アントシアニンにはこのヒスタミンを減少させる働きがあることが分かっているそうです。
さらに血糖値の上昇や、血液中の脂肪や内臓脂肪の蓄積を抑える効果があるとも言われているため、生活習慣病の予防にも期待が寄せられています。
以上、ここまでブルーベリーの栄養効果について述べてきましたが、目の健康だけではなく、花粉症や生活習慣病、アンチエイジングなどにも効力を発揮するブルーベリーと純粋はちみつをうまく組み合わせれば、疲労回復や免疫力のアップなど、様々な効果が期待できそうです。